オールグローヴ症候群患者の中には低血糖を起こす人もいます。

病院では、低血糖を調べる為に、看護士が1時間ごとに指に針を刺して検査します。
私自身、今までにこの低血糖の危機に直面した事があります。
そして最近、低血糖の危機に陥ったオールグローヴ症候群患者さんに会いました。
この状態は危篤状態になる可能性もあります。

その患者は気分が悪くなり、危篤状態になる前に「あたりの風景が速く動いた」と言ってます。
これを回避する為に、ブドウ糖の角砂糖を、患者の舌の上に乗せ、それを溶かします。

ブドウ糖は体内で、水分や糖分と共に作られますが、ある酵素を通過して出来上がります。
副腎がうまく機能してない場合、血液中のコルチゾールが低下します。
それによって、肝臓の中の、その酵素を作り出すある遺伝子の活動が抑えられます。
ブドウ糖を補う事によって、体にエネルギーを与えます。